前泊・車中泊は必要?判定基準
このページでは、
登山において前泊・車中泊が必要かどうかを、共通ルールで判定します。
体験談や感想ではなく、
行動条件・移動条件を数値化し、
誰でも同じ結論にたどり着けることを目的としています。
用語の定義
前泊
登山前日に、自宅以外で宿泊することを指します。
宿泊手段(宿・車中泊など)は問いません。
車中泊
前泊のうち、車内で宿泊する行動を指します。
本サイトでは、車中泊は前泊の一手段として扱います。
判定の前提条件
以下を前提として判定を行います。
- 日帰り登山を想定
- 無理のない一般的な行動時間
- 天候・積雪などの特殊条件は考慮しない
- 体力・経験は平均的な登山者を想定
出発点の考え方
判定の中心は、静岡駅基準です。
- 静岡駅:メイン判定
- 名古屋駅・東京駅:補足として扱います
※ 記事ごとに補足情報として、条件次第で前泊・車中泊を検討する場合がある旨を示しています。
判定基準(数値固定)
以下のチェック項目をもとに判定します。
チェック項目
- 登山口への移動時間(片道)
- 2時間以内
- 2〜3時間
- 3時間以上
- 行動開始時刻の制約
- 9時以降でも問題なし
- 7〜9時開始が望ましい
- 7時以前の開始が必要
- 公共交通・駐車場の制約
- 制約ほぼなし
- 時刻・台数に制約あり
- 早朝・深夜前提
- 行程の長さ・日照時間
- 余裕あり
- ややタイト
- 日照時間がシビア
判定結果の定義
不要
- 前泊・車中泊をしなくても、
無理なく日帰り可能
検討
- 当日の出発時刻や移動条件によっては、
前泊・車中泊を検討した方がよい
推奨
- 前泊・車中泊を前提にした方が、
安全・現実的な行動計画になる
この基準について
本サイトでは、
「早く行きたい」「楽だった」といった主観は、
判定理由には含めません。
あくまで、
行動条件として成立するかどうか
を基準にしています。
最後に
この判定は、
登山計画を立てる際の判断材料の一つです。
最終的な判断は、
天候・体力・経験などを踏まえ、
ご自身の責任で行ってください。